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2019.02.15 Friday

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2011.09.30 Friday

museum as it isへ行く

千葉県長生郡、茂原駅より車で30分程のところにあるプライベートミュージアム『museum as it is』に行って来ました。設計は中村好文氏、オーナーは目白にある、古道具坂田さんです。 

山の上の小さな美術館というよりは、住宅のような印象を受ける控えめな建築は、自然や環境に対して謙虚でなければならない、というオーナーと建築家の意思を感じます。使われている素材も年月を経て味わい深く、朽ちていくものばかりで、竣工直後の写真で見たものよりもはるかに育ってるな〜と思いました。内部も美術館という性質上、ニュートラルでおおらかな空間が中心となりますが、開口部やドア・手摺といった細部に細心の注意が払われてデザインされています。この場所が心地よいと感じる理由はここにあります。
豊かな空間に展示されている作品は(この日は陶芸家、内田鋼一さんの個人コレクション展が開催されていました。現在は終了しています。)空間に共鳴して、より力強く、気高いオーラを放っているような気がしました。一般的な美術館の展示室(ホワイトキューブ)とは異なった展示空間は魅力的で、作品も大変見ごたえのあるものでした。






















2011.09.02 Friday

とらや工房へ行く

東名高速の御殿場IC近くにある、『とらや工房』に行ってきました。設計は安曇野ちひろ美術館やとらや東京ミッドタウン店などを手がけた建築家、内藤廣氏です。


広い敷地内を散策しながらのアプローチ。ガラス張りの厨房・販売所・喫茶席から構成されています。アプローチに沿って弓状に湾曲した切妻屋根がとても美しい建築です。が、そんなことは知らんとばかりに着席する、あんこ大好きの彼。 

夕方だったので最後の一個だったどらやき。私は食べさせてもらえなかったので(ぜんぶあんこ大好きな彼がひとり占め)感想は言えませんが、とても美味しそうですね。煎茶はとても美味しかったです。おかわり自由なので冷茶も頂いてしまいました。以前聞いた話では、とらやの店舗の企画には長尾智子さんも係わっているんだとか。なるほど納得。曲げわっぱの盆やたっぷりの湯のみ、もちろん建築や家具にいたるまで美意識がとても高く、いい空間でした。デザインや食品関係の本が読めるようにもなっていて、ゆっくり読書も楽しめます。

同じ敷地内には東山旧岸邸があり、こちらでは建築家吉田五十八氏の設計した、岸元総理の別荘が公開されています。時間が間に合わなかったので見学できませんでしたが、後日是非訪れたいと思います。こんどはどらやき食べるぞ〜。
2011.03.30 Wednesday

松村英治さんの展示会へ

愛知県で製作されている松村英治さんの展示会が西荻窪「魯山」さんで開催中です。今回は木工の富山孝一さんとの二人展でした。


今回頂いてきたのは灰釉の5.5寸程の鉢。松村さんご自身も「出番の多い器」と仰っていました。ろくろの勢いそのままに、素焼きをせずに生掛けした灰釉に、土の力強さを感じます。定番の焼締めの器とは正反対の仕事ですが、どちらも松村さんらしさが出ているから不思議。料理を盛り付け、食卓に並ぶことで生き生きとしてくる、そんな器だと思います。 
2010.01.27 Wednesday

小澤基晴さんの個展

神楽坂のラ・ロンダジルさんにて開催中の小澤基晴さんの個展へ伺いました。今回の展示は鉄赤・淡黄・ブロンズ釉の三色展開で、全ての釉薬ごとに同じアイテムを作っているので製作したうつわは大変な数になるのではないでしょうか。装飾や手の跡を抑えたうつわのかたちは人が飲食をするための道具の素形のような印象を持ちました。自分の仕事に置き換えてみると良く理解できるのですが、デザインすることや装飾を加えたいと思う気持ちを抑えつつ、作ることの緊張感を与えることは大変難しいことです。小澤さんはかたちのプロポーションや重さ、釉薬と料理の関係なども考慮することでその問題を解決して、うつわに使う人たちへのメッセージを込めているように思います。陶芸家と呼ばれることがどうもしっくりとこないという小澤さん、その陶芸家らしくない陶芸へのアプローチの方法がとても新鮮でした。これからもっと洗練されていくのではないかと楽しみになる展示会でした。『rsつじどうや』ではこれからも小澤さんのうつわをご紹介してまいりますのでどうぞお楽しみに。


※小澤さんのブログはこちら

〜暮らしの道具店〜 『rs つじどうや』
〒251-0053
神奈川県藤沢市本町3-15-28
0466-53-4481
Open Days : 水 ・ 木 ・ 金 ・ 土曜日
Open Times: 11時 〜 18時
駐車場あり (店舗より50mほど先のロイヤルホスト道路向かいの駐車場です)
最寄駅 : 小田急線 藤沢本町駅 徒歩3分



2010.01.22 Friday

「伊豆高原の家」と「ECHO・夜の誕生」見学会

先週の宇都宮美術館での講演会に続き、伊豆高原の家(堀部安嗣さん設計)と彫刻「ECHO」と「夜の誕生」(袴田京太朗さん作)の見学会に参加しました。実際に使用されている状態の建築家の住宅を見る機会はなかなかありませんので今回の見学会は本当にすばらしい体験になりました。




木製の玄関ドアを入り、薄暗い玄関ホールに柔らかい光が2階から差し込んでいます。階段を上り振り替えると海を望む正方形の窓、プリミティブで詩的な建築です。堀部さんは「良い壁をつくることが良い開口部をつくることになる」といったことを話しているのですが一目瞭然、むやみに窓を設けた空間より光と闇の関係がはっきりしていて、より明るさを感じる空間となっていました。写真では伝わることのない、空間の湿度の様なものをを感じることが出来ました。

2010.01.15 Friday

鎌倉「OXYMORON」のカリー

遅ればせながらの初詣に毎年恒例の鶴岡八幡宮へ。ランチは小町通りのこもれび禄岸内にある『OXYMORON』(オクシモロン)さんでカレーを頂きました。

いただいたのはチキンカリー(辛口)。スパイスが効いていて辛さもバッチリ!な美味しいカレーです。うつわはイイホシユミコさんのもの。店内の雑貨コーナーでも購入可能でした。また、写真には撮っていませんが、店内で使用されている照明(ペンダント)は伊藤環さんという陶芸家の仕事。「rsつじどうや」の店内でも愛用しているペンダントと同じ作家さんなのでした。 
2010.01.14 Thursday

「伊豆高原の家と夜の誕生」アーティストトーク

宇都宮美術館で開催された、建築家の堀部安嗣さんと彫刻家の袴田京太朗さん、アートディレクターの森桜さんによるアーティストトークを聞きに行ってきました。堀部さんが11年前に設計した『伊豆高原の家』と、その住宅のために製作された彫刻『夜の誕生』にまつわる話や、それぞれの現在までの活動などを、施主である森さんの進行により進めていく形式でした。『伊豆高原の家』は建築雑誌で発表された当時、そのストイックなくらいの表現や室内に入ってくる外光の美しさに驚き、それ以来堀部さんの建築観に注目するようになりました。 

普段、建築家の講演会に出かける機会はあるのですが、彫刻家やアートディレクターといった方との対談形式はとても新鮮で異なった視点からの問いや批評を聞くことができました。
また、堀部さんが建築の原点として紹介していたスウェーデンにある『森の墓地』(アスプルンド設計)には5年前に私も訪れ大変感動した建築のひとつだったのですが、堀部さんにとっても特別な建築である様で、そういった共通点も感じることが出来ました。来週は『伊豆高原の家』と袴田さんの新作『ECHO』を見る会に参加する予定です。

森の墓地・火葬場
(E・Gアスプルンド設計)
世界遺産に登録された20世紀以降の建築第一号。













2009.12.11 Friday

『うつわ祥見』漆のうつわ展

片瀬山の『うつわ祥見』さんへ漆のうつわ展を見に行ってきました。最終日ということでうつわの数は少し少なめでしたが、それでも大変丁寧で質の高い漆の仕事を拝見できました。

作家さんは矢澤寛彰さん、鎌倉で漆の仕事をされている方です。漆器というとハレの日のうつわという印象をもたれることも多いようですが、実は普段使いにとても向いているうつわだと思います。漆器は時間が経つごとに強度を増していき、使うごとに艶がでていい表情に育っていきます。万が一傷や掛けが出来てしまっても修理が可能ですので、洗う時に少しだけ気をつけてあげれば漆は一生ものでしょう。矢澤さんのうるしはシンプルで控えめなデザインで、日常の食卓で気兼ねなく使える、そんなうつわでした。


鎌倉の『onari NEAR』の方では12月11日(金)〜12月23日(水)まで展示会が開催されるそうです。片瀬山のプライベートギャラリーは今年の企画展は全て終了とのこと。来年の企画展も楽しみです。
2009.12.10 Thursday

鎌倉長谷のカレー屋さん『woofcurry』

江ノ電の長谷駅から由比ガ浜通りへでて鎌倉駅の方へ数分歩いたところにある、『woof curry』さん。2008年4月にオープンされたようです。
写真はポークカレー(¥900)。コクとうまみがあって正統派の欧風カレーといったところでしょうか。スパイスも程よく効いていて美味しいです。元は洋裁店だった場所を改装して作られた様で、インテリアも気を使っていてシンプルで居心地がとてもよく、長居してしまいそうなお店です。
 
2009.12.05 Saturday

itonowaでランチ

桑原さんの個展に伺った際、どうしても行ってみたかったお店『itonowa』さんへ。合羽橋商店街から少し入った場所にある人気のカフェです。


玄米カレーはマイルドで優しい味。トロトロの半熟たまごとの相性は最高です。右は「ペリカン」のパンを使ったクロックムッシュで、チーズをのせ、ハムとジャムがサンドされています。本当はロールケーキも食べてみたかったのですが、待っている方もいらしたのでお土産にスコーンを購入してお店を後にしました。どれも本当に美味しかったです。次回は是非ロールケーキを食べに行きたいと思います。

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